レビュー・イタリア世界遺産の旅
(Amazonより)イタリアは世界遺産の宝庫
イタリアが抱える世界遺産の数は世界一。
ある年の夏、北から南へ、イタリアにある世界遺産すべてをまわる旅に出た。
文化遺産、自然遺産、無形文化遺産、記憶遺産のすべてを書き尽くしたイタリア世界遺産の決定版!
レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院(文化遺産)/クレモナの伝統的なバイオリンの制作技術(無形文化遺産)/サン・ジョルジョ山(自然遺産)/ヴェネツィアとその潟(文化遺産)/ヴェローナ市街(文化遺産)/フィレンツェ歴史地区(文化遺産)/ピサのドゥオモ広場(文化遺産)/シエナ歴史地区(文化遺産)/アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群(文化遺産)/ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂(文化遺産)/ナポリ歴史地区(文化遺産)/ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域(文化遺産)/アマルフィ海岸(文化遺産)/ナポリピッツァの職人技(無形文化遺産)/マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園(文化遺産)/アルベロベッロのトゥルッリ(文化遺産)/マラテスティアーナ図書館(記憶遺産)……
文化遺産50個、自然遺産5個、無形文化遺産12個、記憶遺産8個の全75個の世界遺産を掲載!
私は、「イタリアといえば、ピザ!パスタ!」という根っからの食べるの大好き人間です。
コロナが明けたらイタリアの美味しいグルメを食べ歩きしたい!、と夢見ていた時に、この本に出会いました。
食べ物に目がなく、これまであまりイタリアの世界遺産について知らなかった私。
そんな私が、この本を読んで率直に思ったのは、
「いや、食べ物以外にもイタリアの魅力多すぎるだろ!!」
ということでした。
この本には、他の旅行ガイドなどには載っていないような穴場スポットや、現地の人しか知らない情報も多く掲載されています。
もしこの本に出会わないまま、食べ物だけを目的にイタリア観光に行っていたらと思うと、ぞっとします。たった一部分しかイタリアの魅力を堪能できていない、とても残念な旅になったと思います。
イタリアは、本当に世界遺産の宝庫ですね。ページをめくってもめくっても、次々と魅力的な世界遺産が出迎えてくれる幸せ。永遠にイタリアの世界に浸っていられるようで、嬉しすぎてため息出ちゃう。
だけどやっぱり一番心を動かされたのは、無形文化遺産・ナポリピッツァの職人技。
約200年以上にわたって受け継がれてきたピザづくりの技法が、悲願だった世界遺産に登録されたそうです。
空気を含んでぷっくり膨らんだ生地に、肥沃な土地で育った真っ赤なトマトやモッツァレラチーズを使った、ナポリの文化遺産。
そんなの聞いたら、ますます食べたくなるじゃないかー!
ということで、イタリアには本当にたくさんの魅力が溢れているのでした。